TEL 042-333-0009

時 間 午前9~12時、午後4~7時
休診日 火曜日・祝日

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CT読影徹底攻略セミナー 第8回 脊椎・脊髄のCT読影

2023年12月13日

CT読影徹底攻略セミナー 第8回 脊椎・脊髄のCT読影を受講しました。
CT読影徹底攻略セミナーは2023年4月~2024年3月までに1か月に1回全部で12回配信されるシリーズセミナーで講師はVet Imaging Supportの石川雄大先生です。
今回はその第8回目で脊椎・脊髄のCT読影についてのお話でした。

石川先生は始めに4つの椎間板疾患のタイプについてお話されていました。
4つのタイプとはハンセン1型椎間板ヘルニア・ハンセン2型椎間板ヘルニア・硬膜内-髄内椎間板物質押し出し・急性非圧迫性髄核逸脱です。ハンセン1型と2型は有名な椎間板ヘルニアのタイプですが、急性非圧迫性髄核逸脱については初耳でした。
当院で椎間板ヘルニアの手術をする場合は画像診断センターでMRI検査をしてもらっていますが、石川先生のお話だとハンセン1型とハンセン2型の椎間板ヘルニアでは通常のCT撮影と脊髄造影をしてからのCT撮影で責任病変がわかることが多いということでした。
(確か以前椎間板ヘルニアの術前検査でMRI検査を画像診断センターにお願いした際に脊髄造影CT撮影はできますか?と伺った時はできないと言われたような気がします。今はできるのかな?)

他にも髄核の石灰化病変=責任病変(責任病変とは今回の症状を表す原因になっている病変という意味です)とは限らないというお話をされていました。椎間板ヘルニア症例のレントゲン検査でも髄核の石灰化病変や椎間の狭小化病変が複数みられることはよくあります。MRI検査ではヘルニアによる脊髄の浮腫などが捕えやすいのでやはりMRI検査が必要なのでは?と思いました。