TEL 042-333-0009

時 間 午前9~12時、午後4~7時
休診日 火曜日・祝日

TEL 042-333-0009

時 間 午前9~12時、午後4~7時
休診日 火曜日・祝日

CT読影徹底攻略セミナー 第4回 胆嚢・膵臓のCT読影

2023年07月31日

CT読影徹底攻略セミナー 第4回 胆嚢・膵臓のCT読影を視聴しました。
CT読影徹底攻略セミナーは2023年4月~2024年3月までに1か月に1回全部で12回配信されるシリーズセミナーで講師はVet Imaging Supportの石川雄大先生です。
今回は第4回の胆嚢・膵臓のCT読影についてのお話でした。

石川先生はまず膵臓のCT画像についてお話をされていました。膵臓は造影の初期に造影されるようで、動脈相を初期と後期に分けて動脈相を2相・静脈相・平衡相の4相撮影を推奨されていました。またCT撮影の対象として膵臓腫瘍と膵炎を挙げていました。
実際の症例を提示して時相による膵臓腫瘍の造影画像についてお話をされていましたが、確かに動脈相を(可能なら)2層撮影したほうが見落としは無さそうだと思いました。
膵炎のCT撮影については、壊死性急性膵炎での壊死部分の検出や門脈血栓の検出の感度が超音波検査よりも高いようなのでやばそうな膵炎での予後の推定に役立つかもしれないと思いました。
胆嚢のCTについては超音波検査よりもすごく優れている所はあまりなさそうでしたが、胆嚢切除の外科を行う際の客観的なデータとしては有用だと思いました。特に胆嚢頚部に壊死がありそうかどうかは手術の時に重要な所見になると思います。