TEL 042-333-0009

時 間 午前9~12時、午後4~7時
休診日 火曜日・祝日

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麻酔回路・モニタ機器の衛生と感染対策という講演を視聴しました。

2026年01月15日

第111回日本獣医麻酔外科学会学術集会の配信が始まりました。
新型コロナウィルスが蔓延して外出制限が出ていた頃には学会や勉強会の配信が良く行われていましたが、最近は配信もかなり減ってきています。
麻酔外科学会はそのなかでも学術集会の配信をしてくれているとてもありがたい学会です。
今回は2025年12月に仙台で行われました第111回日本獣医麻酔外科学会学術集会の内容をwebで配信してくれています。
配信の何が素晴らしいかって、現地に行かなくても参加できることが一番です。普段の診療の合間に少しづつ見られます。
また現地参加だと複数の会場で同時に行われる講演をすべて聞くことはできませんが、配信だと基本的に全ての会場で行われている講演を視聴可能です。また何度も繰り返し視聴できますから「んん?今のスライドもうちょっと見たい」というところは巻き戻して(巻き戻してってビデオテープ時代の言葉ですから今は死語かもしれませんね)視聴可能です。
世の中で行われているすべての学会講習会がweb配信されて、しかも配信を視聴すれば参加したということになるように学会のエライ先生方にお願いしたいです。
麻酔外科学会には整形外科部門・軟部組織外科部門・麻酔疼痛管理部門がありましてそれぞれに10-20講演が配信されていますから視聴するほうも大変です。
今回は視聴した中で(いやまだ全然全部見切れてないんですが)感銘を受けた講演があったのでブログに挙げたいと思います。

タイトルに挙げました通り、麻酔疼痛管理部門 麻酔回路・モニタ機器の衛生と感染対策という講演を受講しました。
講師は大阪公立大学獣医公衆衛生学教室の安木真世先生でした。

安木先生は冒頭で、2022年にあった動物病院内でのSFTSウィルスの院内感染事例について触れておられました。
詳細はPubmedに出ています(←ここからとべます)ので読んでもらえればわかりますが、SFTSウィルス感染動物とは知らずに麻酔回路につないで治療をした後に別の動物を同じ麻酔回路につないで手術をしたらSFTSウィルスに感染してしまったという報告です。
報告内では麻酔回路のパルスオキシメーターのプローブという舌に挟む器具から感染したのではないかと考察されていました。
確かにパルスオキシメーターは舌に挟みますから院内感染のもとになってもおかしくないと思いますが、当院のスタッフに聞いてみましたら使用後は毎回アルコールで拭いているとのことでした。

でもなんか心配。。。。。もうちょっと何とかならないのか
院内感染の予防を考えた時に、一番効力があって簡単なのが使い捨てです。
患者さんごとにプローブを新品に取り換えておけばプローブを介して感染が広がる心配はないと思います。
しかし毎回新品に取り換えればそれだけ費用がかかります。かかった費用は手術費用に上乗せされますから、飼い主様の支払いは増えます。
価格次第ではあると思いますので、今まで通り同じプローブを拭きながら使い回していくのか費用はかかるが新品にするのか考えていきたいと思います。

この辺のお話はちょっとややこしいのでブログに詳細を書くのは憚られます。
話を聞きたい人は来院時に直接どうなってるか問い合わせてください。
懇切丁寧にお話します。