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臨床薬理 獣医神経病学会基礎講習プログラム11
臨床薬理 獣医神経病学会基礎講習プログラム11
2023年04月05日
獣医神経病学会基礎講習プログラム11 臨床薬理を受講しました。
講師は麻布大学の折戸謙介先生でした。
講義では薬物の血液脳関門通過に影響を与える因子として薬物のイオン化・脂溶性・分子量や担体輸送のお話、中枢神経の感染症に用いられる薬物として抗菌薬や抗真菌薬のお話、抗てんかん薬についてのお話などがありました。
抗菌薬には濃度依存型の抗菌薬と時間依存型の抗菌薬があることは以前から知識として知ってはいましたが、Cmax/MIC(薬物濃度)に対する細菌数の変化やTime above MIC(最小有効薬物濃度を超えていた時間)に対する細菌数の変化についての報告を示してそれぞれの抗菌薬のタイプをお話されていて勉強になりました。
薬理学はとっつきにくい分野ですが分かりやすい講義で理解が深まったと思います。