猫の膵炎 コンセンサスステートメント（ACVIM）を受講しました。
講師は日大の坂井学先生でした。
2021年にACVIM(American College of Veterinary Internal Medicine)で発表された猫の膵炎についてのお話でした。

膵炎の定義、病態生理、診断や治療についてガイドラインに沿った形で坂井先生が治療された実症例も交えてお話されていました。
猫の膵炎の診断は問診や血液検査、画像検査（特に超音波検査）などによって行われますが猫の膵臓は左葉のほうが厚みがあって見やすいとのお話は印象深く、思い返せば確かにそうかもしれないと思いました。
治療では猫用カプレモレリンの紹介もされていて、海外では猫用カプレモレリンが使われているそうです。
数年前に犬用カプレモレリンを輸入して使ってみましたが、費用対効果が思わしくなかった記憶があります。
猫の膵炎の診断と治療が少しアップデートされました。