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日本獣医画像診断学会 認定医試験 (実技)受験してきました
日本獣医画像診断学会 認定医試験 (実技)受験してきました
2023年12月13日
12/10に東京の日本橋で日本獣医画像診断学会 認定医試験がありました。
認定医になるにはいくつかの段階がありまして、まずは学会が指定する講義すべての受講です。すべて受講すると筆記試験の受験資格が得られるので筆記試験を受験します。筆記試験に合格すると実技試験の受験資格が得られるので実技試験を受験します。実技試験に合格すると晴れて学会が認定する認定医となるという順序です。
12/10に受験してきたのはその最終段階の実技試験でした。
実技試験は画像を見て問題に答えるようになっていて、動物のプロフィールや病気の経過が問題文にあってその動物のレントゲン画像や超音波画像CT・MRI画像などをみながら問題に答えていくという形式でした。
試験会場に入室する際に携帯電話やタブレットノートパソコンなどの電子機器は預けるようになっていたのですが、うっかり時計を持ってくるのを忘れてしまって時間配分がほぼできない状態での受験になってしまいました。
当初画像を見るビューワーの使い方に慣れずにビューワーを提供して頂いた会社の方に数回教えて頂きましたがすぐに慣れました。
雑種犬 8歳 急性の嘔吐と食欲不振 画像を見て最も適切と思う答えをひとつ選びなさい というような問題が出て(実際に出た問題ではありませんが、このような感じで問題がでました)、ほおほおと思いながら画像を見てみると。。。。んん?何かある? これは何?異物による消化管閉塞かな? えーと答えは異物による消化管閉塞っと。。。とまあこんな感じで確か全部で32問の問題に答えていきました。
受験の手ごたえ的にはどうでしょうか?わかりません。
ただここ1カ月以上受験のために準備はしてきました。
準備してきたことは発揮できたと思います。
受験した感想としては「楽しかった!」です。
画像を見て「おぅ? これは何だ?」「ここがこうなってるから。。。つまり。。」などと考えていくのはクイズを解いていく感覚に近く、受験というよりはクイズ大会に参加したような感じでした。
来年もまた受けたいと思いましたが、不合格だと来年また受験できるようで、それはそれでまた残念ですね。
診療を休んで皆様から頂いた診療費から受験費用もお支払いして受験していますから合否も大事ですが、受験のために色々と学んだことで当院の画像診断能力が少しあがったことで以前よりさらに動物とご家族の役に立てるようになったことが大きいと思います。