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日本獣医画像診断学会認定医試験

2023年07月10日

1か月ほど前の6月10日に日本獣医画像診断学会の表記認定試験(筆記)がありました。

画像診断学会認定医は名だたる画像診断の先生方が取得しているライセンスで、現在受講中のCT読影セミナーの講師をされている石川雄大先生や腹部超音波検査の第1人者と言ってもいいだろう戸島篤史先生なども所有している画像診断界隈では由緒正しいライセンスです。日本獣医画像診断学会のHPによると現在35名の先生が認定医として学会から認定されているそうです。

動物病院ではレントゲン検査や超音波検査などが日常の中で行われていますが、その精度は病院や個人の力量によって様々です。当院では自分の読影では納得できない場合に日本獣医生命科学大学の藤田道郎先生に画像を送って読影をお願いしていますが、読影をお願いするたびに学ぶことがあってレントゲン読影は難しいなと普段から思っていました。

新型コロナウィルスの蔓延によって人と人との接触機会を減らすようになって多くの学会や研究会が実地開催ではなく配信で行われるようになりました。
画像診断学会も認定医試験受験資格を得るための講習会をネットで配信していました。

画像診断学会認定医への道は、まず学会が指定する講習会をすべて受講する所から始まります。
指定された講習会をすべて受講すると認定医試験(筆記)の受験資格が得られます。
認定医試験(筆記)に合格すると認定医試験(実技)の受験資格が得られるので、最後に実技試験に合格すれば晴れて認定医になるという順番です。

上記のような環境や元々画像診断に興味があったことなどから自らの画像診断能力の向上のために学会が指定する講習会を受講していました。そのうちもしかしたら認定医試験を受験するかもしれないけど先のことだし今はまだ受験しないかな?と思いながら講習を受けていました。するといつのまにか指定の講習会を配信ですべて受講して認定医試験を受験する資格ができてしまいました。
しかし画像診断学会認定医とは画像診断を普段から自分の主戦場としている先生方が持っている由緒正しい資格です。自分のような町の獣医さんがとれるような資格ではないだろうと当初は考えましたが、町の獣医がどこまでできるか挑戦してみても面白いのではないかと考え直して認定医試験を受験することにしました。

受験することを決めてから受験までは時間をみつけては画像診断の勉強をして試験に備えました。いつも受講しているwebセミナーもどうしても受講したいセミナーに限定して出来るだけ試験勉強に時間を割いていました。

6月10日試験当日、あれもできなかったこれもできなかったと後悔することばかりで試験は終わりました。
1か月程度で合否をHP上で発表しますとのことでした。

 

先日当院のアドレスに日本獣医画像診断学会事務局から1通のメールが届きました。
そこには試験の合格発表がされたという内容の文章と合格発表サイトへのリンクが貼られていました。

ドキドキするなー!!と思いながらリンクを押してみました。
合格発表は受験番号でされるようです。
自分の受験番号は2023011です。

ん~~~と。。。。

 

ありました!
良かった。

受験勉強で画像診断について新しく学んだことも多くありました。
学んだことを普段の診療で還元していきたいと思います。
認定医を取得するには今回受験した筆記試験に合格した後に実技試験にも合格しないといけません。
画像診断学会認定医への道はまだ始まったばかりです。

実技試験は12月に札幌で行われるそうです。
頑張ります。