動画で学ぶ視診（呼吸音・呼吸様式）というwebセミナーを受講しました。
講師は日本獣医生命科学大学 呼吸器科 放射線科の藤原亜紀先生でした。

呼吸様式や呼吸音の分類はなかなか難しい時があります。
特に飼い主様より口頭でこのような呼吸音が聞こえるが大丈夫ですか？と聞かれた時は何が起こっているのかがほぼわからないので、可能であれば動画撮影をお願いしますとお話しています。
しかし、動画を見せてもらっても「ん？？？何？」という時もあるんですけどね。

呼吸様式のセミナーではよくスターターやストライダー、グースホンキングなどが出てきますが、典型的な動画を見せて頂いてこれはスターターですねというような説明を受けることよくあります。

藤原先生は視診の時点で病変部位を間違えると検査をしても何もわからなくなるので視診によって病変部位を絞り込むことはとても重要だとお話されていました。
今回のセミナーでは22頭のワンコと43頭のニャンコの異常な呼吸の動画を見せてもらって症例ごとにどのような呼吸音が聞こえるかと病変部位についての解説がありました。
呼吸音と呼吸様式について次々とワンコ蕎麦的に全部で65頭の呼吸動画を見ていきました。

今まで猫の逆くしゃみについて若干の苦手意識があって動画を見せてもらってもくしゃみなのか咳なのか逆くしゃみなのか判別できないと思うことがありましたが、今回のセミナー受講で何かが掴めた気がしました。