出血傾向を見たら次何をするか　血が止まりません どうする？鑑別と治療（第57回小動物臨床血液研究会の教育講演）を視聴しました。
講師は鹿児島大学の高橋雅先生でした。

高橋先生は凝固異常の比較的一般的な原因として血小板減少症・フォンウィルブランド病・播種性血管内凝固症候群（＝DIC）、比較的稀な原因として血友病を挙げてそれぞれについて詳しく解説されていました。
（日大の亘先生から血小板減少症は止血異常であって凝固異常ではないと突っ込みが入っていましたが）
血小板減少症やＤＩＣは普段の診療で時折遭遇することがあります。
フォンウィルブランド病は以前ヒストベットという検査会社が検査をしていましたが、今は国内で動物の検査を受けている検査会社はないはずです。

血液凝固や止血機構のところはややこしくて毎回復習しながら一部アップデートしていくような感じになっています。今回も復習とアップデートができたと思います。