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免疫介在性関節炎の診断と治療
免疫介在性関節炎の診断と治療
2023年12月22日
免疫介在性関節炎の診断と治療という教育講演を視聴しました。
この教育講演は第107回日本獣医麻酔外科学会整形外科部門の教育講演のうちのひとつでした。
講師は大阪府立大学の富張瑞樹先生でした。
麻酔外科学会の学会配信が始まっていたのをうっかり忘れていて今日から見始めました。
麻酔外科学会は整形外科部門、軟部組織外科部門、麻酔・疼痛管理部門の3部門に分かれているので毎回ボリュームがあって全部視聴するのが大変です。
12/10にあった画像診断学会認定医試験の勉強に時間を配分していたので視聴すべきwebセミナーが溜まっていてまだ全部視聴できていないので休みの日もwebセミナーや学会配信の視聴をしないと見切れないかもしれません。
富張先生は自己免疫性関節炎の定義や関節炎が起こる機序についてはじめにお話されていました。
次に原因やびらん性・非びらん性などの分類、症状などについてお話されていました。
症状の中では、原因不明な発熱の8-40%が自己免疫性関節炎されていてこのうち多くは関節に特徴的な症状を示していなかったという報告があるとお話されていました。
原因不明な発熱がある場合は自己免疫性関節炎の可能性を常に念頭に置いておいた方が良いと思いますが、ほとんどの場合で跛行などの関節炎を疑う症状がないようなので触診や画像検査で関節の腫脹があるのか調べて関節穿刺による関節液検査をしないと診断は出せないと思いました。