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ハルステッドに学ぼう 組織を丁寧に扱い、医原性損傷を避ける
ハルステッドに学ぼう 組織を丁寧に扱い、医原性損傷を避ける
2022年11月30日
ハルステッドに学ぼうシリーズの第2回目のwebセミナーを受講しました。
講師は日本小動物外科専門医の藤田淳先生です。
HalstedのL:Light touchの回ですね。
鉗子でしっかりと組織を噛んでしまうと組織の障害がこのくらい起きますというような実際の症例の画像を見せながら、鉗子やピンセット、持針器の使い方についてお話されていました。
持針器のラチェットを噛んで運針をすると無理な角度での運針もできるが、それだけ組織に損傷がでるので藤田先生はあえて持針器のラチェットは噛まないで運針をしているそうです。ラチェットを噛まないで運針をすることで無理な角度で運針しようとすると針が持針器の中で回転して運針ができなくなるから組織が痛まないとお話されていました。
他にも持針器で持つ針の角度を変えるのに指を使わないなどとても勉強になる講義でした。
確かに持針器に針を付けたり角度を変えたりは今まで多分指で持ってやっていましたが、時間はかかっていました。手術時間短縮によって術創感染症のリスクも下がりますね。
明日からやってみたいです。