犬と猫の腹部超音波の描出レッスン 上巻という腹部超音波検査の教科書を途中まで読みました。
著者は日本小動物医療センターの戸島篤史先生で、本にQRコードが載っていて本に書いてあることを戸島先生が動画で説明するという活字と動画のミックスのような教科書でした。
ちなみに戸島先生は超音波検査に限らず画像診断分野では超有名な先生でもちろん画像診断学会の認定医でもあります。

以前からパラパラと所々読んではいましたが、画像診断学会認定医試験に落ちたこともあって画像診断をもっとできるようになりたいと考えてこの教科書を隅から隅まで読んで動画を視聴してみることにしました。
現在「超音波検査の基本知識」「肝胆道系」「脾臓」までを読んで動画視聴をしましたが、もう頭がパンパンでかなり疲れました。
実際のプローブ操作については以前米国獣医画像診断認定医の宮林先生に実習で教えて頂いた操作と近いなと思いましたが（戸島先生は宮林先生の所で画像診断を学んだそうです）、戸島先生が普段気を付けていることなどもお話されていて新しい発見が多くありました。

右肋間からの十二指腸への総胆管開口部の描出については１回肺を描出してからプローブを尾側に動かして十二指腸を描出する方法や左腎臓の縦断画像を描出してプローブを頭側に動かして脾静脈を描出する方法など今まで知らなかった方法が次々と出て来て是非機会があれば次の検査で試してみたいと思いました。