CT読影徹底攻略セミナー 第4回 脾臓・副腎のCT読影というwebセミナーを受講しました。
CT読影徹底攻略セミナーは2023年４月～2024年３月までに1か月に1回全部で12回配信されるシリーズセミナーで講師はVet Imaging Supportの石川雄大先生です。
今回はその第5回目で脾臓と副腎のCT読影についてのお話でした。

石川先生は脾臓のCT読影は難しいとお話されていました。
出血や壊死が良性病変にも悪性病変にも混ざるからというのも理由の１つのようです。
しかし骨髄脂肪腫・血管肉腫の染み出し像・典型的な肉腫や血管肉腫のほぼ均一な低吸収腫瘤像・典型的な過形成や髄外造血の高～等吸収像などを見逃さないようにすれば正答率は上げられるとお話されていました。
また石川先生は良性なのか悪性なのかを判断するのが大事なので、肉腫なのか血管肉腫なのかを鑑別するあるいは過形成なのか髄外造血なのかを鑑別することは全くもって必要のないことだとお話されていました。
確かにそうだと思います。まあ巨大化すれば良性だろうが悪性だろうがどちらにしろ外科手術は避けられないところではあります。