TEL 042-333-0009

時 間 午前9~12時、午後4~7時
休診日 火曜日・祝日

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CT読影徹底攻略セミナー 第2回 門脈体循環シャントのCT読影

2023年06月14日

門脈体循環シャントのCT読影というタイトルのwebセミナーを受講しました。
全12回のCT読影徹底攻略セミナーというシリーズセミナーの第2回で、講師はVet Imaging Support代表の石川雄大先生でした。石川先生は以前にも門脈体循環シャントの超音波検査やリンパ節の画像診断シリーズセミナーをされています。毎回画像を多く使いながら説明をされていてわかりやすいセミナーです。

石川先生はまず門脈体循環シャントを美しくCTで撮像するためにとして、造影剤の投与量と撮像タイミングのお話をされていました。左胃静脈横隔静脈シャントでは吸気時に撮像するとシャント血管が胃と横隔膜に挟まれて潰れてしまうので撮像は静脈相の遅め(造影剤投与後50-60秒後)の呼気時だとお話されていました。多分これからも自分でCT撮影をすることはないと思いますが、普段から画像診断をしている先生方のお話が聞けるのは貴重な機会でもありますし、とても勉強になりました。

先生はCT画像を横断面で横隔静脈が見えるところにまず注目するとお話されていました。ここで横隔静脈と奇静脈の太さに注目してこの2本に関連したシャントがあるかどうか見るそうです。次に横断面を尾側に追って行って後大静脈に流入する異常な血管がないかどうかを見るとお話されていました。
分かりやすいし見落としが少ない読影方法だと思いました。

画像診断学会の試験が終わってかなり日常が戻ってきました。寝不足も解消されましたし、webセミナーが普通に見られるようにやっとなりました。6-8月は学会が月1ペースであって学会のある日は診療を休まないといけません。以前webで行っていた学会が現場に来て参加しないと参加として認めないと言っているのでやむを得ず診療を休んで参加してきます。

学会で学んだことを実際の診療でお返しできるように頑張っていきます。