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続・仮説演繹法を用いた診断ステップ 第27回日本獣医がん学会
続・仮説演繹法を用いた診断ステップ 第27回日本獣医がん学会
2023年02月10日
第27回日本獣医がん学会の後日web配信で続・仮説演繹法を用いた診断ステップを視聴しました。
事前レクチャー動画では、仮説演繹法やその他の診断法についての説明がありましたが、今回はいくつかの症例について仮説演繹法を用いて会場の先生方と壇上の各分野の専門の先生方で診断を進めていくという形になっていました。
進行は日本小動物がんセンターの小林哲也先生、各分野の専門家として臨床分野から日本小動物がんセンターの原田慶先生、画像診断分野からスカイベッツの小野晋先生、臨床病理分野から小笠原犬猫病院の小笠原聖悟先生、病理分野から賀川由美子先生が登壇されていました。
お題として会場に「9歳の避妊雌猫、右側から鼻出血、両側性の透明な鼻汁、完全室内飼育、顔面変形あり」などのキーワードが提示されて、会場の先生方がスマホなどで鑑別診断を投票するシステムになっていました。
投票された鑑別診断について画像であれば小野先生、診断を進める方法について原田先生が、得られたサンプルについて小笠原先生、鼻の腫瘍の疫学について賀川先生がそれぞれの分野からお考えをお話されていました。
他にも犬の鼻出血や犬の肺腫瘤がテーマとして挙げられていて、会場からも多くの質問があがっていて盛り上がっていたようでした。