TEL 042-333-0009

時 間 午前9~12時、午後4~7時
休診日 火曜日・祝日

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実践!ワクチンアレルギー・アナフィラキシーに対する治療

2023年01月21日

実践!ワクチンアレルギー・アナフィラキシーに対する治療というwebセミナーを受講しました。
講師は東京農工大学の大森啓太郎先生でした。

大森先生はワクチンの副反応として広義のワクチンアレルギー反応、狭義のワクチンアレルギー反応(=所謂ワクチンアレルギー反応)の説明から、ワクチンアレルギーやワクチンによるアナフィラキシーの疫学、アナフィラキシーの即時相と遅延相について、アナフィラキシーの治療などについて論文や報告などをもとに客観的なお話をされていました。
中でもワクチンアレルギーを呈した犬のほとんどが牛胎仔血清に対するIgE抗体を持っていたという報告はとても興味深いお話でした。ワクチンアレルギーはワクチン成分に対する反応ではなく、ワクチンを作る過程で混入してしまう成分によって起きている可能性があるということですね。
また、牛胎仔血清中の牛血清アルブミンはヒトのワクチンではWHO基準というものがあって低値に抑えられているが、市販されている4社の犬用混合ワクチンではヒト基準をはるかに超える量が入っていたそうです。
2001年のデータなので今はどうかはわからないと大森先生はお話されていましたが、4社っていうと市場に出ている全部かな?(間違っていたらごめんなさい)今はどうなっているのか非常に気になりました。