緊急的？計画的？もしものための一時気管切開術 解剖を知れば怖くないというwebセミナーを受講しました。
講師はAMC末松動物病院の末松正弘先生でした。

一時気管切開が必要になることはほとんどありませんし、当院でも過去にどうしても一時気管切開をしなければいけないという場面はありませんでした。呼吸器に問題を抱えて来院する動物が多い末松先生の病院でも全体の１％くらいしか適応にならないとお話されていました。しかし、一時気管切開がどうしても必要になる場面というのは、一時気管切開なしでは動物が亡くなってしまうという状況なので一時気管切開に対する心のハードルを下げておいて必要な場面で迅速に対応できるようにしておくことは必要だと思います。

末松先生は、実際の術式や注意点などについて普段の経験をもとにお話をされていて非常に勉強になりました。これから先一時気管切開が必要になることがあるかどうかはわかりませんが、必要な場合には躊躇なく行動に移せるようにしていきたいと思います。