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これならできるかも? 肺水腫の人工呼吸管理に挑む!
これならできるかも? 肺水腫の人工呼吸管理に挑む!
2023年01月21日
これならできるかも?肺水腫の人工呼吸管理に挑む!というwebセミナーを受講しました。
講師は札幌夜間動物病院の川瀬広大先生でした。
心原性肺水腫は危険でありながら比較的よく遭遇する病気ですが、ある日突然瀕死になってやってくる印象です。
肺水腫になってしまう動物はほとんどの場合以前から心雑音が聴取されているので、病院に普段から来院されている場合には心臓に収縮期雑音があることを説明して心臓の画像検査によって心臓の評価をします。検査結果から肺水腫のリスクがある場合には治療を始めることがほとんどです。よってある日突然瀕死状態でやってくる動物は普段病院にかかっていない動物と心雑音がありながら検査をしていない動物です。
今回の川瀬先生のセミナーは、重度肺水腫で酸素室に入れてだけでは管理できない症例について気管挿管による陽圧人工呼吸をするという内容のセミナーでした。
人工呼吸から離脱してICUに移動するときの条件や離脱方法、人工呼吸管理に必要な大体の日数、実際の管理方法、人工呼吸の目的やゴールなどについてお話されていました。
普段救急病院で仕事をされている川瀬先生から実際の救急現場でのお話が聞けて有意義なセミナーでした。