体液管理の基本 麻酔ブートキャンプ2022を受講しました。
講師は酪農学園大学の伊丹貴晴先生でした。

体液管理として輸液のお話をされていました。
周術期の輸液の目的、輸液剤の種類とその適応、動物の脱水状態の評価と補正、脱水の種類（高張性脱水、低張性脱水、等張性脱水）の原因とその補正に用いる輸液剤、術中の動物の脱水状態を調べる方法、サードスペースについてなどについてお話されていました。

脱水時の輸液はなかなか難しくて、脱水の割合と体重からどんな輸液剤をどれだけ入れるかを計算して入れていますが、動物の状態を観察したり血液検査を数時間おきにしたりして手探りで行っていることもあります。

伊丹先生は以前受講したVSJ Collegeの麻酔コースの先生でした。
受講当時には聞けなかった内容もあって勉強になりました。